「おばけ屋敷、行かないラブ?」と、誘われ、「行く、行くにっこり」と即答した私。

 おばけ屋敷なんて、何年ぶりやろう???

 でも、これは普通のおばけ屋敷ではなく、京友禅で洋服を造ってはる会社が、京友禅を使ってのおばけ屋敷を企画しはったのです。

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 詳細は何も知らず、付いて行ってみれば、おお~、すごい!

 監修は林海象監督!

 昔から、林監督の映画は色々観ている私。

 名前が並んでいるスタッフの方は、映画関係の方々ばかりだそうで、わざわざ東京からいらして、このおばけ屋敷を造らはったそうです。

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 入り口です。
 立ってはるのは、こちらのスタッフの方。
 本来は友禅職人の方ですが、この企画では、案内人の役目を担ってはります。

 さて、私はと言えば・・・ここまできて、私は深く考えずに「いく!」ってゆってしまったことに気づいたのですショック

 おばけ屋敷とか、ジェットコースターとか、苦手やったやん、私泣く。(爆)

 入ったからには、出口まで行かなあかんし、ここに来て、付いてきたことをちょっと後悔する私困った。(爆)

 とにかく、「身体に触れたりはしないダメ」、という説明を受けたので、じゃあ、見なければいいだけねウインク。(爆)

 結局、私は、誘ってくれた人の後ろを付いて、その人の服をシッカと握り、全ど目をつぶったまま、おばけ屋敷の出口に辿り着いたのでした困った。(爆) 

 子供かよぉ?私。(爆)
 でもやっぱり、おばけ屋敷は苦手です悲しい。(泣)

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 その後は、京友禅のお仕事場を見学させてもらいます。

 ガラスの向こうでは、色(粉)を量って調合してはります。

 前のバケツには、さまざまな色の染料が。
 液体状態にするのは、糊と混ぜるんだとか・・・。

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 タペストリーに段階的にお仕事の紹介がされています。

 「染め」て「蒸し」て「洗っ」て「乾燥」です。

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 違う部屋に移動しました。

 すご~い、なが~い。

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 ほんまに少人数で手作業のお仕事をしてはりました。

 「こんにちは~にっこり」ってお仕事をしながらも、気軽に挨拶してくれはります。

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 同じ色の濃さにするためには、同じ圧力で染め続けなければなりません。

 普通の染物より、色数が多いそうで、13色~。
 つまり、ひとつの柄を完成させるのに、最低、13回、この作業を続け、色を重ねなければなりません。

 大きな柄は簡単そうですが、そこに細い線を重ねる際、きっちり、あるべき場所にちゃんと色を重ねる、って、かなり技術のいるお仕事のように思います。

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 こちらのおじさまは、50年、この仕事をしてはる職人さんだそう。

 私は職人気質の人のお仕事ぶりを見ているのが好きです。
 ミュージシャン然り、料理人さん然り、大工さん然り・・・。 
 なので、見ていて全く飽きません。
 おじさんに付いて、ずっと見ていたいくらいでした。

 そして、このお仕事ぶりを見せてもらった私は、帰りに、こちらのお店の商品(金魚の柄です)を衝動買いしてしまいました。(爆)

 とても楽しいひとときでした笑顔
 誘ってくれて、ありがと。
 
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